こんばんは!40代受験生です。
2025年11月9日に実施された行政書士試験。私にとって、司法書士試験へのステップとして設定した大きな挑戦の一つでした。税理士、FP、宅建と続く試験ラッシュの中で、わずか3ヶ月という短期間でどこまで通用するのか、自分自身を試す意味合いも大きかったです。
今回は、試験を終えての率直な感想と、気になる自己採点の結果をまとめてみました。「短期集中で資格試験に臨む」という視点で、これから行政書士試験、そしてその先の司法書士試験を目指す方々の参考になれば幸いです。
📘 40代受験生の挑戦プロフィール
新卒から約16年勤めた会社を2024年に退職し、現在は独立開業という未来を見据えて資格試験に励む40代の専業受験生です。妻と小学生の息子との三人暮らしで、家事や息子の勉強も少し見ながら、資格取得を目指しています。投資や節約で生活基盤をゆるく守りつつも、「ここで資格を取らなければ次はない」という大きな危機感を抱えています。
8月上旬から、行政書士試験に向けて約3ヶ月間、集中して学習を続けてきました。
⏰ 約3ヶ月間の学習記録と内容
短期決戦の行政書士試験でしたが、その具体的な学習時間と内容は以下の通りです。
1. 勉強時間
合計学習時間は、約270時間でした。期間は約90日間(8月中旬〜11月上旬)ですから、平均すると1日3時間程度の勉強量となります。司法書士試験に比べれば遥かに短い期間ですが、一つ一つの科目を深く掘り下げる時間の確保に苦心しました。
2. 学習内容の概要
- 全体像の把握: YouTube講義を中心に、民法と行政法の基礎構造を理解することに注力。
- インプット+アウトプット: テキストを読み込むと同時に、肢別過去問で知識の定着を図る反復演習を徹底。
- 模試の活用: 主要予備校の模試を4回受験し、特に復習に重点を置いて弱点を潰しました。
- 判例学習: 判例解説系の動画を視聴し、条文の背景にある「なぜ?」を理解することに努めました。
- 暗記対策: アクティブリコール(思い出す学習法)を使い、泥臭く反復して知識の精度を上げました。
特に、行政法と一般知識は「ここで得点を稼ぐ」と決め、重点的に時間を割きました。しかし、民法と商法は最後まで不安が残り、特に商法・会社法は手を広げすぎないよう割り切る判断も必要でした。
⚔️ 試験当日の戦略と結果
限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮するため、試験当日の解答順序は以下のように調整しました。
- 記述問題(20分)
- 一般知識(40分)
- 行政法(45分)
- 基礎法学・憲法(15分)
- 商法・会社法(15分)
- 多肢選択(15分)
- 民法(30分)
この戦略が功を奏した点:
- 配点の高い記述問題を最初に処理し、時間切れによる未解答を防ぐことができました。
- 一般知識で11問を正答できたことが、足切り回避と得点の上乗せに大きく貢献しました。
一方で、やはり民法は難易度が高く、時間を最後にとって集中したにも関わらず、最後まで時間との戦いとなりました。この時間の使い方や配分は、司法書士試験でも非常に重要になってくるので、良い予行演習になったと感じています。
📊 自己採点結果とシビアな分析
予備校の解答速報に基づく自己採点の結果は以下の通りです。
- 基礎法学: 2/2
- 憲法: 5/5
- 行政法: 15/19
- 民法: 4/9
- 商法: 1/5
- 多肢選択: 10/12
- 一般知識: 11/14
記述抜き合計:172点
合格基準点である180点には届かず、記述問題の出来次第という、非常に綱渡りの結果となりました。自己採点では記述で8点前後は取れている感触がありますが、採点は非常に厳しいことが予想されるため、正式な結果が出るまでは一喜一憂できません。記述答案は既に予備校の採点サービスに提出済みです。
💡 試験を終えての率直な感想
本番の緊張感は、模試とはまったくの別物でした。模試では根拠のない自信があったものの、試験直前には「本当に力がついたのか?」という不安に襲われました。
そして本試験。特に民法と会社法は、過去問や模試と比較しても難易度が高く、「過去最も難しい」と感じながら問題を解き進めました。しかし、ここで集中力を切らさず、冷静に自分の戦略を守り通せたことは、40代になってからの一つの成長だったと思っています。この粘り強さは、司法書士試験の膨大な学習を乗り越える上でも、きっと活きてくると信じています。
⏭️ 今後の資格試験と司法書士への決意
一つ一つの試験を乗り越えることで、確実に「資格取得のための力」は身についていると実感しています。
行政書士試験の結果がどうであれ、私の現在の最終目標は司法書士です。この行政書士試験が終わった今、いよいよ本格的に司法書士試験の学習計画を立て、スタートラインに立とうとしています。行政書士試験で得た「短期集中で戦略的に学習する力」を活かし、次は「膨大な知識を体系的に定着させる力」を鍛えていきます。
🙏 まとめ:読者(同志)へのメッセージ
3ヶ月という短期間での行政書士試験への挑戦は、想像以上に厳しい道のりでした。仕事がない専業受験生という環境とはいえ、家事や育児の合間を縫っての勉強は、常に「時間がない」という焦燥感との戦いです。
しかし、この経験から、「何を捨てるか」「何に集中するか」を突き詰める戦略的思考の良い訓練になりました。
これから行政書士試験や、さらに難しい司法書士試験を目指す方へ。短期合格は決して不可能な目標ではありません。大切なのは、「確固たる戦略」と「諦めない継続」、そして何よりも「自分自身の可能性を信じること」です。
行政書士試験、本当にお疲れ様でした。そして、共に司法書士試験という更なる高みを目指して頑張りましょう!
質問や感想などありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。可能な限り、等身大の受験生としてお答えさせていただきます。


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