今回は、自分の備忘録として、2025年9月に短期決戦で挑んだFP1級実技試験の結果と過程をまとめたいと思います。
「短期でどこまでやれるのか?」という、自分への挑戦でもあった今回のFP1級実技。その全貌を公開します。
FP1級実技試験に挑戦!2週間・50時間の短期決戦の全記録
2025年9月14日(日)、FP協会主催のFP1級実技試験を受験してきました。この時期に他の資格に時間を割くのは正直迷いもありましたが、行政書士の知識と重複する部分も多く、独立後の業務を広げるためにどうしても取得しておきたかった資格です。勉強期間わずか2週間という短期決戦をどう乗り切ったのか、包み隠さずお話しします。
受験者のプロフィールと資格への思い
改めて、私のプロフィールです。2026年は司法書士という大きな目標に向かいます。
私は現在40代の男です。新卒から約16年勤めた会社を2024年春に退職し、現在は独立開業を目指して資格取得に励んでいます。妻と小学生の息子との三人家族で、家事や育児にも参加しつつ、生活は投資や節約、ポイ活でゆるく回していますが、「資格を取らなければ次の仕事はない」という切実な危機感も持っています。
短期集中!2週間・50時間の学習内容
今回のFP1級実技試験のために確保できた勉強期間は、行政書士の勉強の合間を縫った約2週間(16日間)でした。合計学習時間は約50時間です。正直、FP1級としてはかなり短い時間ですが、効率を最優先に進めました。
使用教材と勉強の進め方
使用した教材は以下の3点に絞り込みました。
- 分野別過去問集(2024年版/中古)
- FP1級学科向けテキスト(インプット用)
- 2017〜2024年の過去問(Webサイトで入手)
2週間の具体的な進捗は次の通りです。
- 1週目(基礎固め):
- 分野別過去問集を一気呵成に1周(9日間)。
- 間違えた問題は、すぐにテキストで知識を補完し、その場で理解を深めることを徹底しました。
- 過去に勉強したはずなのに「かなり忘れている」と実感し、危機感を覚えましたね。
- 論述問題は、問題集に出ているもののみを、解答の要点のみ暗記。
- 2週目(演習強化):
- 分野別過去問集の2周目と並行して、過去問演習を実施。
- 過去問は2017年度まで遡り、複数年度を解くことで、出題傾向を掴みました。
- 過去問の正答率は7割〜9割程度で推移し、手応えを感じ始めました。
- 論述問題は、実際に手を動かしてアウトプットし、記憶に定着させました。
自己採点と試験の感想:難化の波を感じる
試験を終えての自己採点の結果は、択一問題で19問中12問正答で約63%でした。論述も形式通りには書き切ったので、合格ラインの6割は超えていると判断しています。(※2025/11/12追記:自己採点通り、無事合格していました!短期決戦、報われました。)
しかし、今回の試験は過去問より一歩踏み込んだ知識を問う問題がいくつかあり、SNS上でも「過去より難化した」との評価が目立ちました。
特に難しく感じたポイントは以下の通りです。
- 配当控除の対象:REITの分配金や外国法人の配当金が対象となるか?という細かい知識。
- 傷病手当金:同一原因で再度欠勤した場合、待機期間の必要有無。
- 減価償却:定率法or定額法のどちらを適用すべきかの判断と計算。
- 法定相続分:一捻りある出題。
- 死亡保険金の非課税枠の配分方法:計算の正確性が必要。
これらの問題は、単に知識があるだけでなく、その知識を組み合わせて計算する応用力が求められていたと感じています。司法書士試験に挑む上でも、こうした「一歩踏み込んだ理解」の重要性を再認識させられました。
まとめ:短期間でも工夫次第で戦える
今回の挑戦を通じて、FP1級実技試験は、短期間でも「取れる問題を確実に取る」戦略を立てれば、合格可能性は十分にあると実感しました。
これからFP1級実技に挑戦する方、特に限られた時間の中で勉強される方へのアドバイスとしては、以下の3点を意識するだけでも、効率はぐっと上がるはずです。
- 分野別過去問集を軸に、まずは全体像を掴む。
- 過去問を複数年度解き、出題傾向に慣れる。
- 論述は過去問レベルを押さえ、最低限の型を覚える。
短期決戦を検討している方の参考になれば幸いです。私も司法書士試験に向けて、さらにギアを上げていく所存です。
最後に
法律・不動産・会計の幅広い知識を組み合わせることで、独立後に「40代だからこそできる、地に足の着いた、独自性のある仕事」を目指したい。そのためにも、まずは目の前の行政書士試験を突破し、弾みをつけたいと思っています。
受験生仲間からの質問やコメントは可能な限り返答したいと考えていますので、ぜひお気軽に書き込んでください。
40代受験生

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